さやの気持ち

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『………。』 意味わからんことほざいといて目を瞑って眠ってしまったキョーケンは…安心したような顔だった…。 さ「……真衣って…誰やねん…。」 なんでそない優しい声でその人の名前言うん? なんでそんな安心しとんの? なんで…こんな胸が苦しいんや? 医「肋骨2本にヒビはいっとたで~。」 さ「マジでっか…。」 裏の医者を呼んで見てもろたらそないな重傷とは…あの後ずっと喧嘩しとったんかいな…。 医「ほな俺は行くで、あとソイツは一週間くらい絶対安静な。」 さ「んなこと言ってもこの人東京もんで…。」 医「んなもんここに置いたらええやろ、広いんやし。」 さ「はぁっ!!?」 私の叫びなど無視して じゃっ!! と笑顔で手を振ってるコイツを殴りとうなった。 さ「……一週間…。」 おとんも今北海道のヤクザんとこに杯交わしにいっとるし…組員もそんなにおらへん…。
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