さやの気持ち

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さ「……2人っきりに近いやん…。」 なんでこないときに。ってか心臓うるさいねんっ!!鳴り止めや!! 胸をギュッと押さえつけても鳴り止まない…。 そんな私よそに規則正しい寝息を立てるコイツに腹立って痣だらけの顔をペチンと叩くと顔を歪めた。 『…んっ…痛いな…。』 さ「起きたか?」 痛みに目を覚めたコイツの顔を覗き込むと目を見開いてベッドから起き上がった。 『なん…ってぇ~…。』 脇腹を押さえてうずくまるキョーケンの肩を押さえてベッドへと戻す。 さ「肋骨がいかれてたんやから大人しくしときや。」 『…なん…で?』 さ「お前が倒れとったのを私が拾ったんや。」 『……帰る。』 さ「なっ…待てって!!」 またベッドから起き上がって出て行こうとするコイツを慌てて止める。 『離せって!!私にはやらなきゃいけないことがあんだよっ!!』 さ「アホか!!これ以上暴れたらほんまに死んでまうぞ!!」
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