さやの気持ち

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『いいんだっ!!死んででも見つけなきゃいけないものがあんだよっ!!』 さ「あほかっ!!」 バカなことをほざくこいつの頬を思いっきりぶん殴る。 さ「死んだらなんも意味ないやろっ!!」 『………。』 さ「とにかく一週間絶対安静なんやから大人しくしとき!!」 ドンと肩を押してまたベッドに戻す。 『………。』 なんや、いきなり大人しくなってもうたな…。 でも…さっきまでの優しい顔つきじゃないのが…ちょっと嫌やわ…。 『………なぁ。』 さ「な…なんや?」 『お前って……いややっぱりいいや。』 さ「なんやねん…。」 何を言うのかわからへんまま私たちの会話は終了した。 さ「……腹減らへん?」 『……お好み焼きとかたこ焼きは嫌いだから。』 さ「なんやとっ!!関西バカにしたやろ!!東京もんはやっぱりもんじゃ焼きとかか!!」 『もんじゃ焼きも嫌い。生地系なものは嫌いなんだ。』 さ「なんやそれ…。」
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