さやの気持ち

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さ「だからな一緒にお願いしようや。」 『えっ?』 さ「……お前が…幸せになりますようにって…。」 ボソボソと小さい声で囁く。 なんか恥ずかしいし…。 『なんで?』 さ「…お前なんか寂しそうなんやもん…。」 何かに縋りたくて寂しそうな子犬みたいな目…。 どっからどう見ても辛いことしか歩んでなさそうやし…。 『……お前はいちいち似すぎてて面白い。』 さ「…似てるって誰?」 『んー…いろいろ?』 曖昧な返事にガクッとうなだれるとキョーケンの手がゆっくりビリケン様の足を触ったから私もそれにつられるように触れる。 『…………。』 さ「………。」 『……行きますか。』 さ「おう…。」 お互い同じタイミングで手を離す。 さ「……串カツ食べてこうか?」 『おー。』 無言が嫌で少し歩けばある串カツ屋に行こうと提案して歩き出せば何故だか柄の悪いヤンキーたちが私たちを囲んだ。
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