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サ「最近の奴らは骨がないからな…。」
『そうですね…、じゃあウチそろそろ戻ります。』
ト「えーっ!?キョーもう行くのー!?」
『はい。』
ト「えーん。」
あっさり返事すれば嘘泣きをし始めたトリゴヤさんを無視して教室へと足を進める。
ト「キョー…、やっぱり冷たい。」
シ「アイツは硬派だからなぁ。」
先輩たちが部室でそんな話をしてることも知らずに…。
イヤホンをつけて周りの声を除外しながら廊下を歩くと屋上に繋がるドアの向こうが騒がしかった。
……ホルモンたちの声か?
ーガチャー
『……なにしてんだ?』
ヲ「おっ、キョーケン!!」
ドアを開ければホルモンたちがさっきの金髪を袋叩きにしていた。
『お前ら…多勢に無勢はかっこわりぃそ…、そいつ弱いしさ。』
ヲ「わいは弱くない!!」
『うっぜ…。』
ヲ「いい加減降参しろよ!!」
また金髪を殴り始めたヲタたちを止めずに屋上へと上ろうとすると……上にはあの美少女がいた。
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