表の顔、裏の顔
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お茶を煎れて、社長室に戻ると、柏木はスーツをビシッと着こなして、私を見るなり言った。 「最初のスケジュールに間に合わなくなるだろ?さぁ行くぞ」 「は、はいっ」 私はあわてて、柏木の後ろを追う。こういう時の、柏木はやけに頼もしくてかっこよく思ってしまう。 きっとこういう表の顔に騙されてるんだろうなー。みんな…。
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