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机をつけ ノートやらを用意していると 前の扉から 全身真っ黒なゴスロリ?の女の子が入ってきた。
「八戸さん!」
すると その女の子に気付いた宮本さんが急に立ち上がり彼女の名前を呼んだ。
「沙耶…。おはよう」
その子の声は高く凛として強く、そして 寂しかった。
彼女の長く黒い髪が優しく揺れ
僕の前で止まる。
「あなたは…誰?」
長いまつげに縁取られた目は大きく吸い込まれそうな程に深かった。
「今日転校してきた成田悠斗君よ。八戸さんの後ろの席なの。」
「あっ よ、よろしく!!」
「なりた……ゆうと……。」
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