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今日は偵察。と遠くから見るだけに。 悠とはその後少し話して仲良くなった。 千鶴はもう彼女に一目惚れしたと興奮。 これから一組にお邪魔する機会が多くなる事は間違いなさそうだ。 クラスの雰囲気も凄く良くて、俺たちも受け入れてくれた。 悠のおかげかもしれない。 1ヶ月と少しの間でこんなに良い雰囲気になるなんて、凄いな。 「あ、最後に名前教えてくんねー?」 「あーいいよ。えっと――――」 そんな時だった。 千鶴が気になってる子の横でずっと座っていた女の子が伸びをした。 可愛らしく腕を伸ばして『ふぁぁ・・・!』と声を出す。 こげ茶のロング。綺麗なストレート。白いカーディガン。白い肌に大きな目。 その子に俺の視線はとまった。
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