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「あ、うん。なに!?」
出来るだけ笑顔で横を向くとツンツンの金髪がドンと見えた。
世間一般的に見て凄いかっこいい人なんだと思う。
男のかっこいいは正直いまいちピンとこないけど、この人はかっこいいんだと思う。
「一つ質問良い?」
真顔で言われ、何がくるのかドキドキしていると、予想外な言葉が聞こえた。
「やっぱ、金髪って無しか?」
ポカンと口を開ける俺。そして不安そうに俺を見る金髪。
「初日に金髪だったから、相当気合入ってるなと思った」
思うままにコメント。怒るかな・・・・・・。
「いや、まぁ気合入れたのは入れたんだけど・・・・・・。インパクトが大事だろと思って軽く色抜こうとしたら居眠りしちゃってこの通りさ」
彼が指す先には金色の髪の毛。
綺麗にセットされた長くもなく短くもない髪。
まぁ間違いなく女の子は二度見するだろうさ。
だって、俺から見てもすんごいイケメンって思ってきちゃったもん。
「あららー。茶色にすれば、良い評判得られるんじゃないかな」
「そ、そうか。そうだよな。今日帰ったら茶色にする。ありがとな広瀬」
「うん、頑張って・・・・・・」
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