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そんなに嫌な人じゃなさそう。
もっと言うと逆に良い人なんじゃないかなっていう・・・・・・。
「おい広瀬!」
「んー?」
「今日から俺たち友達な!」
「はい?」
ぐっと親指を立てられ、きりっとした目で俺を見る金髪。
突然の事にまたも口をポカンとしてしまった。
「だからほら、友達だって!こうさ、大事だろ!?最初って!一人でも友達がいればなんかこう、イイじゃん!クラス委員よろしくな!」
「お、おう!よろしく!」
つられて親指を立てると笑いながら俺の肩を叩いた。
「俺は大地千鶴。女みてーな名前だけど好きだから千鶴って呼んでくれなー」
「うん、よろしく千鶴。俺は柊羽で良いよ」
「おう、柊羽」
意外なところに当たり棒は落ちていた。
勢いで手を上げたクラス委員がこんなに良いものになるとは。
千鶴、良い奴。ヤンキーとか思ってごめんね。
「じゃぁ明日からクラス全員仲良くなろう作戦開始な」
「明日!?早すぎだろ!」
「いーやだって考えてみろって、意外と可愛い子とかいるぜ?もしクラスの中心になってわいわい出来たらチャンスが・・・・・・」
「結局女かっ。んー、でも仲良くはしたいよねー全員と。頑張るかなー」
「イイじゃん柊羽ー!お前相方決定だー!」
こうして、俺と千鶴。
仲良しコンビが生まれた。
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