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「💤💤」
白い鬼は木陰で眠っていた。右目を白い髪で隠し、白い着物をはだけさせている。
―ひゅぅぅううう…ダンッ!
白い鬼の前に着地した狼。赤い小鬼を下ろし、白い鬼を見る。
「カッ寝てやがる…」
「……キレイ」
赤い小鬼は白い鬼を見上げて呟く。赤い小鬼には白い鬼がどう見えたんだろうか。
「で、どうする?嫌「良いよ」おぉぅ言葉遮るなよ…」
「この人右手右足無いから、私が代わりをしてあげる。同じ山の中だしね」
「ハハッさすがオレが育てた鬼だ。出来が違うね」
こうして、赤い小鬼と白い鬼の二人の生活が始まった。
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