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赤い小鬼は白い鬼に寄りかかる形になり、空を見上げた。
日が沈み始め、当たりが橙色になってきていた。
「明日からバシバシいくから」
「あ?何を??」
「青天に言われた事守らないと言いつけるから」
「てめっ…ハァわかったよ…」
数日後
「で?どうだ樹羅等」
「う~ん…なんか、まだ距離感がある…」
狼の膝の上、赤い小鬼は空を見上げていた。
「あいつぁ、ずっと孤独だったからな。近くに居る奴にすぐ依存するさ。一度孤独を感じた奴は何かに頼りたくなるからよ」
「ふぅん…」
こうして、白い鬼と赤い小鬼は現在に至る。
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