5人が本棚に入れています
本棚に追加
雪女は、だいたいが水色の髪か白い髪、濃い紫の瞳か黒の瞳。
しかし、この雪女は違った。
「ちょっと…あの子よ……」
「やだ…まだ居たの?そろそろ別の山へ行ってくれないかしら?」
ヒソヒソと雪女達が話している先にいる少女。
ヒソヒソ話をしている雪女と髪の色は変わらず水色の髪。しかし少女の瞳は右目が濃い紫、左目が黄緑色をしていた。
それが、あの少女だけ嫌われる理由。
「ただいま……お母さん…」
「お帰り白雪」
少女が家に帰ると目に包帯を巻いた女性が居た。彼女は唯一少女の瞳をとやかく言わない人物だった。
最初のコメントを投稿しよう!