白と白銀

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「唐突だな、おい」 白い鬼はハハッと笑うと狼を見上げた。 「オレァな、最強最強って謳われてんだが、つまんねぇんだよ。例え、戦っている間忘れていても終わりゃ孤独感に襲われる」 「………」 狼は静かに耳を傾ける。 「いっつもしかめっ面だからよ。人も寄りつかねぇ。孤独しかオレには無ぇ」 「ここでなら、オレは自由に生きて行けるかな?」
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