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883年4月2日
0630
レシィー
海軍軍港地区
まだ朝霧も晴れていない早朝、ひどく冷えていたので僕は外套をまとい、軍港レシィーの営門に向かっていた。
営門前には不機嫌そうな警衛司令らしき士官が立っていた。
一先ず、彼に身分証を見せて尋ねる。
(゜д゜)「あの、輸送船に乗りに着たんですが・・・・」
(゜ё゜)「はぁ?」
(゜д゜)「あ、あの船に・・・・」
(゜ё゜)「はぁ?聞こえねぇーYO!」
(゜д゜;)「ですから、船に・・・・」
(゜ё゜)「は?聞こえねぇーて!」
うぜぇ・・・・・率直にそう思った。いくら不機嫌だからってあたるなよ!
結局、20分ほど無駄にしてしまった・・・
(゜д゜♯)「なんだよ!あいつ・・・」
そう愚痴りながら僕は輸送船乗り組み口に向った・・・
だが・・・
輸送船はすでに港を離れつつあった。船と桟橋を渡す板が外され、乗船口側から輸送船の士官(大尉)が扉を閉めようとしていた。おかしい、まだ0700だぞ?
(゜д゜;)「まって~!」
何とか桟橋にたどり着く。乗船口の輸送船士官が気付いた。
(‘_‘)「危ないぞ!誰だ?」
(゜д゜;)「本日乗船予定のハアハア・・・り、リール少尉です・・・ゴールドダストへ・・・」
(‘_‘)「そうか・・・だが少尉。本日はもう乗船不可能だ。」
(゜д゜;)「そんな・・ですがまだ・・・」
(‘_‘)「いやな、さっき省から連絡があって、本船はこれからポートモナウィに寄航し戦車及び人員を乗せ、前線ワロスドートへ赴かねばならんのだ。」
(‘_‘)「だから、ゴールドダストへ寄れなくなった。」
(゜д゜;)「そんな・・・」
(‘_‘)「悪いな・・・まあ、二日後には別の輸送船が来るから、それに乗れ。・・・ではな」
そういうと輸送船士官(大尉)は乗船口を閉めた。
(゜д゜)「どうしよう・・・」
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