瀬戸祐樹

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岡崎は続けて 「それに、 レストランデッキで話してて あの、ルックスでしょっ。 かなり、目立ってたわよ。 乗務員も含め、女性のお客様も キャアキャア騒いじゃって もう、ちよっとした有名人よね。」 「そうなんですか。」 岡崎は少し興奮気味に言う。 「そうなんですか。じゃあないわよ。流海ちゃんが羨ましいわよ。 あんな、王子様みたいな人の近くで仕事が出来るんだから! あぁ~。私もあんな素敵な人の担当にならないかな~。 そしたら、もっと仕事を頑張るのになぁ~。」 岡崎は海の方に目線を向けながら言った。 2人で海を眺めてると 岡崎が突然、大きな声を上げる。 「あっ!」 流海は岡崎の声に 驚き ピックリと肩がはねる。 「どうしたんですか? 大きな声を出して。」
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