祐樹

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青木が 「困ることがあったら報告するように。」 と言っていたが 困るほどのことはされていない。 強いて言うなら 瀬戸が『流海』と呼んでくることぐらいだろうか。 流海は瀬戸が『流海』と呼ぶことが どうしても慣れることが 出来ないでいた。 だが。 そんなことは いちいち青木に報告するようなことではない。 まぁ。何はともあれ 何事もなく仕事は出来ているため 何も問題はなかった。 流海は スウィートルームの前に立った。 いつものよに ノックをする。 返事がないが 瀬戸は起きているだろう。
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