祐樹

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流海は扉を開け 「失礼します。瀬戸様。」 一礼する。 すると 流海が思った通りに 瀬戸はバスローヴを羽織り 白いソファーに深く腰を掛けていた。 「おはようございます。 朝食をお持ち致しましたが 本日もコーヒーだけになさいますか?」 「あぁ。頼む。」 「かしこまりました。 只今、コーヒーをお持ちしますね。」 流海はキッチンカウンターに向かった。 流海がキッチンカウンターで コーヒーの準備をしていると 「流海。」 流海は自分の名前を呼ばれ 後ろを振り返ると 瀬戸が 流海のすぐ近くに立っていた。 「瀬戸様。どう致しましたか?」 瀬戸は苦笑しながら 「瀬戸様ってやめてくれないかな。」 流海は少し驚いた顔をして 「ですが、瀬戸様。」
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