プロローグ

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プロローグ

     ‐‐‐‐‐ ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ う‐‐‐う‐うぅ‐‐ どれぐらい寝ただろうか…… ひさびさに目覚めた。 どうせ、こんな下級劣等惑星に生命の誕生など有り得る筈もない… この銀河の流刑地に転送されてから、数万回…目覚めては寝ての繰り返し… この俺様が不死身で死刑できないから、この星に流したんだろうが……永遠に死ねない俺様に対して退屈ほど厳しい罰もないだろう。 銀河連盟め、未だに存在してるか疑問だが…宇宙協定違反だ。 かって宇宙の帝王として君臨した偉大な俺様に対して、この仕打ちは断じて許さん! 宇宙一の天才である俺様は宇宙に多大な貢献をしてきたのだ。 戦争に明け暮れていた銀河を平和に導いた俺様に感謝の欠片もなく投獄し流刑にするなど許されぬ行為だ。 こんな銀河の辺境惑星に生命など発生する確率など低すぎる… 畜生、腹が立つ…無能な銀河連盟の審議官ども…復讐したいが、流石に生きてはいまい。 死ねない俺様に、この罰は非道すぎる… 人権問題だ! 俺様を宇宙の文化遺産として祭り上げるならともかく……こんな退屈地獄に陥れやがって…この仕打ち、死んでも忘れないぞ! 死ねないが…… いったい、この独り言を何兆回、繰り返せばいいんだ。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
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