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「大丈夫ですか?」
正直手先がピクピク震えるような衝撃だった。
「怪我は?」
アレイスタはそのままの体勢を保っている。
「中の上くらいの鉢ね… … 」
アレイスタに語りかけてきているこの少女はさっきの〝一声〟の持ち主である。彼女は手をアイレスタに伸ばした。
ようやく緊張から溶けたアレイスタは大剣を下ろし少女の手を掴んだ。
「… … 貴方ギルドの人間よね? それにその大剣、珍しい物でしょ? 最近この地域ではカラスの被害が多くなってるらしいし大きな事件になってもおかしくはないね」
「あ、あぁ。君は… … 」
そこでアレイスタはあることに気づいた。
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