104人が本棚に入れています
本棚に追加
少女はそのネックレスを外すとアイレスタの手を取り、それをそっと握らせた。
──何でハンターと推測できたのかしら、貰い物かも知れないのにね。
彼女はその状態でにっこりと笑う。そこまで趣があるのなら貴方にあげる、と言って手を離した。それはまるで初めからこの紺碧の琥珀を誰かにあげるつもりだったかのように… … 。
「え、わたし? わたしはサラ。サラ・メリス、よろしくね」
どうやら彼女はこの街に移り住みに来たらしい。そして彼女の住居は──
「家、ここなの!」
「… … えぇ~!!」
最初のコメントを投稿しよう!