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彼女の指差す先はあの鉢植えが降ってきた宿だった。それにしても立派な建物じゃないか、少しばかり小さいながらに高級感のあるデザイン。
「今日植えたばかりなのにね、ごめんなさい。てへへへ☆ 大家さんに叱られるなこれは」
大屋さん… … アッパーートメントなのか? アイレスタはそのサラからもらった紺碧の琥珀をカバンに入れると大剣を背負い直し何事もなかったかのように去っていった。
「災難だったなあ」
そして、ギルドについたアイレスタ。入り口近くにあるテーブルに進み見つけた椅子に座りカバンを下ろすとぐっと背伸びをした──
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