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「メイズキャンセル・改訂、コードT」
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すると今度は目に見えないはずの魔法数列(スペルバイナリ)が翠色の光を放ちつつ獣の足を捕らえ、体の大半が麻痺した。これは圧縮された魔法が〝質量〟を持ち具現化魔法数列(ザ・スペルバイナリ)となってしまい、そのまま実用化されたログの改定魔法である。
「今だ行け!」
「これ、本当に魔法かよ……!?」
アイレスタは一息置いてフローラの手からしっかりと受け渡された捕獲に用いられる麻酔玉を標的に投げ入れた。弱った獣は早々眠りに就き、事態は治まった。
「ニャ。お見事だなアイレスタくん」
「やったミャ、流石ログさん」
「マホウはすべて、ケースバイケースさ」
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