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彼女には大き過ぎるようなとんがりボウシのつばを指でピンと跳ねのけると碧色の瞳をしている素顔が判る。
明らかに髪の色とギャップのあるこの濁りのない碧色の瞳を見ると、まさに妖精そのものを連想させる。
彼女が腕を組むと後ろから二足歩行の黒猫が出てきて一言発した。
「ニャ。焦るなアレイスタくん」
これに関しては、魔法が普通に流通している世界なのだから、猫の一匹や二匹くらいしゃべっても何ら不思議ではないであろう。
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