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ひぐらしの説明と登場人物※ネタバレ注意
昭和58年初夏。
例年より暑さの訪れの早い今年の6月は、昼にはセミの、夕暮れにはひぐらしの合唱を楽しませてくれた。
××県鹿骨市。県境にある寒村、雛見沢村。
平和なはずのこの村では、国を挙げての巨大ダムの建設が予定されている。
村民達は当然、それに反発し、様々な闘争を起こした。
なぜ、そこまでして反発するのか……
雛見沢村に伝わる神、『オヤシロ様』の祟り。
彼らはそれに恐れていた。
闘争の末、一時計画を凍結するまでに至ったが……
そんな村に都会から引っ越してきた前原圭一。話好きな彼はすぐにクラスメートと溶け込むことができた。
一番仲良しで世話好きな竜宮レナ。
リーダー格で委員長の園崎魅音。
トラップの達人で下級生の北条沙都子。
大人びた雰囲気で腹黒な古手梨花。
彼女たちと他愛のない日常を過ごしていた。
そんな中、圭一は毎年6月に行われる『綿流し』の祭りの日に、雛見沢にまつわる謎を知る。
雛見沢村連続怪死事件(1979年~1983年)
毎年6月の決まった日に、一人が死に、一人が消える怪奇。
圭一は好奇心で謎に迫るが、それと同時に圭一の周りが少しずつ変わっていた。
そしてもうひとつの謎が彼を苦しめた。それは。
『雛見沢症候群』
ある条件になると幻覚、誇大妄想、痒みによる出血、ついには死を促せる恐ろしい地域限定の病気。
彼だけはなく、クラスメートのレナたち、雛見沢に関する人々も苦しめていた。
そしてこれらの惨劇は『繰り返されていた』。
古手梨花。オヤシロ様を祀る古手神社の巫女。
彼女はオヤシロ様である羽入と共に千年もその惨劇に立ち向かったのだ。
しかし彼女たちは長旅を繰り返したせいで疲労がたまり、希望を見失っていた。
その時に圭一があることを教えてくれた。
『最後まで諦めてはいけない。信じていれば叶う』
その言葉を胸に梨花は雛見沢を牛耳る謎の巨大な敵に最終決戦を挑む。
梨花は今までしなかった『仲間に相談する』ということをして、仲間に秘密を話し、そして協力しあうことを長年の旅の中で初めてやったのだ。
圭一たちは梨花と羽入を信じ、次々と仲間達たちを集めて強靱な敵を沙都子のトラップや村民達でないとわからない山の地形を使って翻弄させたりと敵を手駒に取ったように動かしていく。
結果は千年の中で初めての勝利だった。
こうして雛見沢に平和は訪れたのだ……
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