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胸の小部屋は満席で
溢れ出した心情は
どしゃ降りの砂利
時に花びら
ならばいっそ
鍵を掛け
溢れる砂利も花びらも
無きものにはできぬのか
溶ける蝋の夕闇のよに
絶対的な曲がり角の
剥ぎ取られた表面に
鍵穴は口を閉じる
閉じた鍵穴
錆びた鍵
満席の小部屋は
ほくそ笑む
沸き上がる流水を
掌で押し込めば
手の内を知ったかのよに
手の込んだ罠を張る
そんな感覚で
自問自答を繰り返す
溢れて止まぬは
涙だと
歪んだ世界は涙越し
愛とエゴ
見分けがつかぬ
小部屋には
崩壊が待っている
破裂!
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