「悲」

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ユウキ「……っ…此処…は…?…痛っ…」 ユウキが目覚めて1番最初に見たものは、豪華な天井…言わば、赤い天井だった。 赤くても、 グロいものではなく、至って普通に赤いもの… 身体を抑え、痛いと思いながらも立ち上がる。 "どうして…こんな所に…" ぼーっとしながらも、何故此処にいるのか考える。 "確か、見回りに行って、それから…" しばらく考えていると、あっ、と思い出した事があった。 ユウキ「……そうか…あの時…!」 あの時とは、顔も見たことのない5人組。 一人目は、リーダーの顔つきをしていて、がっちりとしていた人。 二人目は、眼鏡をかけてて、頭が良さそうな人だった。 三、四人目は、女の人だった。一人は生意気な口だったけど顔立ちが綺麗で、もう一人は癒し系に近かった。……悪魔って感じがしなかったし…。 最後の五人目は…………あれ?何処かで見たことがあった…。気のせい…かな? そんな事を考えていると、ドアを叩く音が聞こえた。 ユウキ「………。 起きてますよ」 ……何故、間を空けたのか? それは簡単な事… 近くに"大剣"があったから、敵に挑むんだ。 そして、脅すの。 皆の所に帰せ、って… うちは馬鹿だから、 これしか方法が無かった。…いや、見つからなかったんだ。 ゆっくりとドアが開く……
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