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「こんにちわ~!!」
元気よく、先輩に挨拶をする。
「こんにちわっ!!」
先輩達も元気に
挨拶を返してくれる。
結局、私は
陸上部に入った。
それなりに、
お金はかかるがいいかな
って思ったから。
「一年生、集合!!」
?
なんで、一年生だけなんだろう。
私は、みんなより
少し遅くなって集合した。
その時…──
誰かに手で、こっちこっち
ってやられた。
?
またわからない。
取り敢えず、
寄ってみる。
だが、また…─
こっちこっち…
男の先輩にやられた。
その距離は、
あと数ミリという距離。
ドックン
ドックン
心拍数が半端ない。
「以上、解散っ!!」
ふっと解放感を覚える。
《なんで、あんなに近くにしたんだろう。》
その時は、そんなくらいにしか
考えていなかった。
その日から、
その先輩からドキドキさせられる日々が始まった。
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