ひとびと

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いつも通りの学校。 登校してくるのは、珍しく全校生徒。 いつもなら休んでいる人が居るのに。 「ヤバイよ、ゆかり!!」 親友の茄梨杏が飛び付いてきた。 「ヤバイィ!?なぁにがぁ?」 「アタシたちが入る頃とか…入る前とか~三十年くらい前の珍しく全校生徒が登校してきたの」 「うーん😔」 「そしたらね、昔の少子化時代に、小6のクラス一人のこがいて、個人授業だから先生も厳しくって、友達もいないし、自殺したの。それ以来、みんな登校していると、全員いるのが羨ましくて、脱出ゲームを造って、一日ごとにランダムでひとを殺していくの。殺されたくなかったら逃げるように、と毎日放送が流れてくる。」 「ふぇぇ~(*゜Q゜*)」 「まあ三十年くらい前の話だから嘘かもしれないし霊が待ちくたびれて天国に帰っちゃったかもしれないけどね」
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