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俺は、
(ヨシッ! 王道的展開でいこう)
俺のあとから出てきた生徒の肩を捕まえて、
「よう、价(かい)。 まさか、お前体育館にいくつもりじゃないよな?」
なんて、促す。
幼なじみの价は、ハハッと笑う。
「あたりまえじゃねーか! こんな楽しい展開にバカ正直にいくかよ」
わらいあう、俺と价
他のヤツラから見たら変態だろーが……
なにしろ2人とも変態だ。 だが、だからこそ、今のこの現状にうかれていられるのだ。
(でも。 あと1人にほしいなー)
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