いじめっ子の本音

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ある昼下がり。 くの一教室の庭でいつも通り、私はトモミちゃんとおシゲちゃんと遊んでいた。 庭からは、忍たまの使うグラウンドが見下ろせる。 私は何となくグラウンドを見ていた。 すると… 「あっ」 一年は組の名物三人組が遊んでいた。 「?ユキちゃん、どうかした?」「あそこで乱きりしんが遊んでるよ~」 「え、しんべヱしゃまもいるのでしゅか!?」 おシゲちゃんは目を輝かせてグラウンドを見た。 「ほら、あれだよ~」 私は指をさす。 ちょうどその時、乱太郎が落とし穴に落っこちたのが見えた。 「ぶっ」 私は思わず吹き出した。 「相変わらず不運ね~乱太郎は」「そうでしゅね~」 私とおシゲちゃんはくすくすと笑う。 すると、トモミちゃんが何か思いついたようで、提案をしてきた。「ねぇ、暇だし、久しぶりにあの三人組からかいに行かない?」 「いいわね、賛成!!行こう行こう!!」 私はすぐに乗り気になった。 私とトモミちゃんはあいつらをいじめるのが大好きだ。 「もう~お二人ともあまりいじめすぎちゃ駄目でしゅよ?」 おシゲちゃんがたしなめる。 「「わーかってるって!♪」」 そして私達は上機嫌で忍たまの方の敷地へ向かった。
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