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…何を言ってるの…？
「ばーか、私がいつあんたに優しくしたっつーのよ？私はあんたらをからかって面白がってるいじめっ子よ!?今日のあんたのけがだって、私があんな罠を張らなければ…っ」
やば、また涙が出てきた。
乱太郎はぽかーんとしている。
「あ、もしかして、それで責任を感じて泣いてたの!?」
「…ひっく……うん…」
すると乱太郎は優しい顔になって言った。
「ユキちゃんが気にすることはないんだよ。」
「なんでよっ!?あれをやったのは私なのにっ」
「でも、私をかばってくれたのもユキちゃんでしょう？｣
「…え、それは、まぁ…」
「ちゃんと見えたし、聞こえたよ。ユキちゃんの姿と声が。」
「乱太郎…」
すると乱太郎は、私を抱き起こして、そのまま包みこんだ。
「…えっ」
「ありがとう、ユキちゃん。助けてくれて。おかげで私はたったこれだけのけがですんだ。それと、ごめんね。君にこんなにけがを負わせて。君が傷つくのは見たくなかった…私が君を守りたかった…｣
乱太郎…本当に怒ってない…
私は心が暖まっていくのを感じた。
「うぅ…」
「あーもうユキちゃん泣かないでって！」
「ち、違うの！今のは、その…なんか嬉しくて、泣けてきて…」
「あ、そうなの？なら良かった…」
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