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「…誰?」
すげえ馴れ馴れしい……人の事言えないけど。
背中を叩いたのは見知らぬ男…
俺が不審者を見るような目だったからだろうか…しばらく、疑問に思っていた表情から、謎が解けたような表情をした。
「ああ、寝てたから気付かなかったよな
お前の部屋のルームメイト」
「…ああ、なるほど」
彼がが一方的に俺を知っている訳だ。
「シンクだ、よろしくな…
飯、一緒に食うか?」
「じゃあ、そうさせてもらう…
あ、俺の名前はクロスだから」
断る理由はないし、ルームメイトだ…仲良くしておくべきだろう。
空いていた席へと並んで向かい合うように座り、ご飯を口に入れる。
「…何だこれ」
ウマすぎる…この学園、完璧なんじゃないか?
「…フッ」
…シンクに何故か笑われた。
田舎臭いとでも思ったのか?
「何かおかしいか?」
「さっきの寝顔と同じだなと…良い夢でも見てたか?」
寝顔見られていたか…いや、そりゃ嫌でも見れるだろうが。
ハクアと仲良くなれた事で、かなり浮かれてたからなぁ…どんな顔だったのだろうか。
恥ずかしい顔じゃなければ良いんだが…
「コレ、ちなみにお前の寝顔の写メ」
なに撮ってんだぁぁぁぁっ!!
つぅか、さっきも今もこんな恥ずかしい顔してたの、俺!?
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