65人が本棚に入れています
本棚に追加
「何の為に撮った!?」
「脅し」
サラリと最低な発言したよ、コイツ!
「冗談だけどな…
見てるこっちが恥ずかしくなる顔だったからなぁ…
まあ、こんな写真、何の脅しにもならないけどな」
尚更、何で撮ったんだ!?
「需要がないなら消せ、今すぐ消せ!」
「わーったよ」
俺の恥ずかしい写真を消去するまでちゃんと見届け、再び飯を食べ始める。
「ったく…」
「安心しろって、誰にもどこにも流してないから」
「当たり前だ」
仮に公開されてたら…どうなっていたかは分からんが、とりあえず俺は落ち込んでいただろう。
いや、落ち込んだだけじゃ済まない程の精神的ダメージを負っていたかも…
「クロス、お前どこのクラス?」
唐突に訊かれた質問に若干、怒り口調で短く答える。
「一組」
「マジで?俺もだぜ」
お前と一緒のクラスかよ…別に良いけどさ。
しかし、今日は同じクラスの人とよく知り合うものだな。
知り合ったのは、まだ二人だが…
「ごちそうさま」
「ごちそうさん」
手を合わせて合掌を終えた俺は食器を返却し、部屋に戻った。
その後はシャワーを浴びたり、明日の準備で一日を終えた。
明日は面白い事があると良いな。
ベッドでウトウトする中、俺は明日が少し楽しみであった。
最初のコメントを投稿しよう!