65人が本棚に入れています
本棚に追加
「……うおぉぉぉぉぉぉっ!?」
マジでビビった…俺、自分がホラーの世界に迷い込んでしまったのではないかと真剣に思った。
一応、現実であると認識する。
「ハッハッハ、ビビりすぎだろ」
「いや、だって…えぇぇっ!?」
腕が取れたのに何で笑ってんの、コイツ!?
キチガイか!?
「安心しろって、コレ義手みたいなもんだから」
「………義手?」
「ほら、本当の腕はこっち」
そう言って見せた右腕には……黒く細長い塊があった。
しっかり確認してみると、その黒い塊は…
「…銃?」
「そう、正確には狙撃銃」
種類は興味ないが…肘から先が銃で出来ているとは思いもよらなかった。
触ってみると、銃から脈を打っている感覚がした。
「もしかして、この腕の銃…
生きてるのか…?」
「生きてるというか…
腕が銃に変異しただけだから、触られた感触もあるし、血も流れてる」
銃に血が流れてるのか…想像出来ないな。
「強度は普通の腕よりもかなり高い…
ちょっとやそっとの攻撃なら防げる
痛みはそれなりにあるけどな」
「怪我したら、血は流れるのか?」
「もちろん流れる…あんまり想像したくない画になるがな」
うん……確かに。
それこそ、ホラー映画みたいな画になるから想像は控えるとしよう。
最初のコメントを投稿しよう!