65人が本棚に入れています
本棚に追加
国内最大規模の新世学園…この学園に俺ことクロスは今日入学する。
国内最大と言うだけあって、その敷地はかなり広い。
設備も充分なんてレベルじゃない…言葉で表せないくらい豪勢なのだ。
そんな新世学園の入学式が行われた。
今は自分の教室で担任から、いろいろ説明を聞かされている。
「…とまあ、こんな感じでこの新世学園の説明は終わりだが、質問はあるか?
無いなら、解散だ
と言うか、質問されても答える気は一切無いので、どちらにしろ解散しろ」
質問されたくないのか…最後、明らかに命令口調だったよ。
俺は特に無いから良いけどさ。
解散の号令と共にクラスメートが帰り始めたり、他の生徒に話し掛けようとしている者もチラホラいる。
俺は特に用事などはないので、帰らせてもらうとしよう。
…と、その前にクラスを見渡してみる。
いろいろな人種がいるという環境を改めて認識する為である。
誰がどんな人種か、俺には違いが分からないのだが…
ただ、互いに警戒しあっているのは雰囲気から察する事が出来た。
自分とは違うのだから無理もない。
(楽しい学園生活になるか、それとも…どちらにしろ、刺激的な学園生活になりそうだな)
退屈な学園生活よりは、そちらの方が面白い。
少しだけ、笑みを浮かべ教室を後にした。
最初のコメントを投稿しよう!