初日の出会い

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国内最大規模の新世学園…この学園に俺ことクロスは今日入学する。 国内最大と言うだけあって、その敷地はかなり広い。 設備も充分なんてレベルじゃない…言葉で表せないくらい豪勢なのだ。 そんな新世学園の入学式が行われた。 今は自分の教室で担任から、いろいろ説明を聞かされている。 「…とまあ、こんな感じでこの新世学園の説明は終わりだが、質問はあるか? 無いなら、解散だ と言うか、質問されても答える気は一切無いので、どちらにしろ解散しろ」 質問されたくないのか…最後、明らかに命令口調だったよ。 俺は特に無いから良いけどさ。 解散の号令と共にクラスメートが帰り始めたり、他の生徒に話し掛けようとしている者もチラホラいる。 俺は特に用事などはないので、帰らせてもらうとしよう。 …と、その前にクラスを見渡してみる。 いろいろな人種がいるという環境を改めて認識する為である。 誰がどんな人種か、俺には違いが分からないのだが… ただ、互いに警戒しあっているのは雰囲気から察する事が出来た。 自分とは違うのだから無理もない。 (楽しい学園生活になるか、それとも…どちらにしろ、刺激的な学園生活になりそうだな) 退屈な学園生活よりは、そちらの方が面白い。 少しだけ、笑みを浮かべ教室を後にした。
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