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「ほら、ここが2年B組だ」 「え?あ、あぁ、わざわざどうも」 目の前に仁王立ちしているいかにも体育の担当をしてそうな教師に声を掛けられ現実に戻される。 「何だボケッとして!気が緩んでる!シャキッとせんかシャキッと!」 「は、はいっ」 余りの迫力につい敬礼してしまう。どこぞの自衛隊にも劣らない敬礼の速さだったと思う。 「よしっ!じゃあまずは自己紹介だな。教室に入るぞ」 「はい」 涼の返事と共に教室の扉が開く。 友達一杯出来ますよーにと祈り、一歩を踏み出した。
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