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涼が席についたのを確認した教師は涼の転校理由を話し始めた。 会って間もないクラスメイト達に両親のラブラブっぷりを知られ些か恥ずかしかったが、皆笑って聞いてくれてるから良しとしよう。真顔で聞かれるより全然良い。 涼はそんなクラスメイトに少しの好感を感じながら窓に手を伸ばした━━━ 「開けんなよ」 教師の声に紛れてそんな声が聞こえた。 伸ばした手を引っ込め、そちらを向く。 世に言う美形がそこにいた。
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