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キュ:楓ちゃんが? あんな善い子がいじめっ子とか…嘘はいけないよ、アレウス。
ネ:そうっスよ、アレウス様。 姫はいつも優しいっス!
ア:阿呆。 お前らはアイツの気の強さをナメすぎだ!
キュ:でも、想像出来ないよね?
ネ:うぃっス。
ア:俺がアイツに悪戯を仕掛けると…拳が飛んで来やがるし、調子に乗ってると踵で足のつま先を思いっ切り踏んで来るし…!
キュ:それはお前が悪いと思うよ。
ア:普通、俺みてぇな裏社会をシメてる奴にそんな事するか?! この前なんぞ、口喧嘩した時に『裏闇の帝王がなんぼのモンよ! 図に乗んな!』って言われたからな。
キュ:でも、楓ちゃんに特別扱いされるのは嫌なんでしょ?
ア:そうだけどよ…。
セ:1億歩譲って、楓様がいじめっ子だとしよう。 だが、恐らくアレウス殿に対してだけだぞ。
キュ:だね、結婚したら男は嫁さんの尻に敷かれるのが丁度良いんだよ、アレウス。
冷静なセレスの言葉にキュイラスとネロが深く頷いた。
アレウスは納得していない様子である。
今日も思い思いの"至高のお茶会"を楽しむのだった。
ある日のTロイヤル 完
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