セルストーリー

天使の微笑み、悪魔の微笑み

ゴーン、ゴーン
「静粛に。」
鐘の音と共に入ってくるメザニー先生は、正直パターン化してきている。
ちなみに、メザニー先生の今日の私服は、限りなく赤に近いオレンジのロングスカートに若い子が着るような、裾がヒラヒラとしたシャツである。

「今日は、武器ランクについて学ぶため、課外授業をしたいと思ってます。まず、最初は武器ランクは何か、どんなものがあるのかを簡単に学びたいと思います。」
黒板に今日の流れを書きながら、説明する姿は私服はどうであれ、教師だった。

要するに、一時間は先生の説明、そのあとは学校の外へと行って武器などを扱う店で、レポートを取るらしい。

「では、武器ランクとは何か、リオザル君、説明できる？」

「はい。」
先生に質問され、たった生徒はメガネを上にカチャリと上げると説明しだした。