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キラリ、キラリと輝く屋敷、長い長い机の上に
俺の人生では一生、食べられないような豪華な食事がたくさん用意されていて、
キャビアにフォアグラ、トリュフ、三大珍味まで豪快に使ってある。
「好きなだけ召し上がって下さいね。」
高そうな黒いレースの服を着た女性が俺に言う。
「それでは遠慮なく・・・」
まずは目の前にある、霜降りの肉に手を伸ばした・・・。
フォークで肉を刺して食べようとすると、
「お・・きょ・・・・ろ!」
誰だよ?うるさいなぁー、俺は今からこの肉を味わって食べるんだ、邪魔すんなよ!
「恭真!遅刻するぞ起きろ!」
!!!
突然耳もとで叫ばれ、恭真はベッドから跳ねるように飛び起きた。
「ようやく起きたか、ほら今日から学校じゃろう?さっさと支度しなされ。」
ジジイに起こされた恭真は時計を見て驚愕した。
現在8時45分、やべぇ遅刻する!
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