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さすがに、噴水や石像を壊してしまったり、野次馬を巻き込むのはまずいと思ったのか、女子達は衣吹の意見に了承した。
「さあ、誰からでも攻撃をどうぞ?」
移動し終わり、周りに空間ができたからなのか、早く終わらせたいからなのか、衣吹は挑発をする。
「クラスSSだからって、金持ちだからって調子に乗るな!!殺してやる!!!」
挑発に乗った女子達は、衣吹に次々と間合いを詰める。
いくら、相手よりクラスランクが上だだからといい、大金持ちのところのお嬢様1人だけでは部が悪すぎる。
助けに入ろうとする恭真を蛍が肩を掴み止める。
どうして、止めんだよ!?
そう恭真が言おうとしたとき、何故、蛍が止めたのかがわかった。
「みろ、衣吹さん、少し笑っている。」
蛍に言われた通りに衣吹を見てみると確かに明らかに不利な状況にも関わらず微笑んでいた。
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