天使の微笑み、悪魔の微笑み

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「お前ら、本当に仲がいいのだな。」 「「良いわけない(です)!」」 衣吹の呆れたような言葉には、二人で同時に否定。これのどこが仲が悪いと言えるのだろうか。 「マネしやがって・・!」 「貴方の方が一瞬遅かったですよ!」 また、ケンカが始まった。 最初は「すいません。」とナーガとケンカしている時も直々謝ったり、言葉を噛んだりしていたハルテであったが、今では謝る回数は極端に減っていた。そして少なくとも、ナーガに対してだけは攻撃的になっていた。 (このクラスに馴れてきた証拠かな?) 二人のやり取りやクラスの雰囲気を見ても解るように、入学式同日よりは仲良くなった気がする。
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