1、凍りついた入学式

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「・・・次のLHRの時間に自己紹介してもらいますからね。10分休憩。以上。」 そんなことを思っているうちに、メザニー先生の話とSHRは終わったようだった。 メザニー先生が教室を出ると生徒たちも自分の席を立ったりしていた。 「よう、恭真、大会ぶりじゃねぇか!」 右から恭真を呼ぶ声がしたので振り向くと隣の席のチャラ男がニコニコしながらこっちを見ていた。 「・・・、わりぃ、誰だっけ?」 知ってるふりをすると余計騒ぎそうな気がすると、見た目から判断した恭真は正直に答えた。 「えーえ、覚えてないのー!? ほら、この前の世界大会で応援しに来てたじゃん!」 チャラ男は 「知るか!観客なんて1人1人覚えてるはずないだろ!」 とりあえず、ツッコミを入れてみる。 「あっ。そっか!そうだよねぇー。」 けれども、大会ではなくどこかで見たことあるような顔だなぁ。と頭をひねらして思い出そうとする恭真であったが、やはり思い出せなかった。
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