恋の味。

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「……。」 俺、閻魔様は暇をしている。なんでかと言うと、取り巻きの女たちが揃いも揃って風邪で休みやがったからだ。 少し前の方では亜紀が友達と楽しく話し込んでいる。うるせぇ……。 俺はイラッとして、机にあった消しゴムをやつの頭に投げてやった。 ヒュッ パコン! ナイスヒット。 亜紀「いたっ!ちょっと、閻魔!消しゴム投げてこないでよ!!」 亜紀が頭を押さえて俺に向かって野次を飛ばしてきやがる。 「うるせぇ、大声出すな。あと俺様の視界に入ってくるんじゃねぇよ。」 亜紀「なっ!あんた何様!?」 「閻魔様♪」 亜紀「…本っ当、あんたって顔はいいのに性格ダメね…見損なった。」 亜紀はそう言い捨てると教室を出ていった。慌てて友達が追いかけて行った。 ふん、いいきみだ。 「おい、そこの女。」 「はっ、はい!?///」 「俺様の消しゴム拾え。」 「っ///はいっ///」
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