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‐ 春の月 ‐ 1日 ‐
天気 晴れ
今、僕はノーラッド定期便、セルフィア行の飛行船に乗っている。
この船は今、セルフィアの町へ向かっている。
その町は、神様がいるということで有名な場所だ。
そして、僕は今、彼女への届け物を持ってここにいる。
「早くコレを届けないと・・・。」
僕は焦っている。
早くセルフィアの町に行き、コレを彼女にわたしたい。
あと、どのくらいで着くのか気になっていた。
「あの、セルフィアまでは、あととのくらいですか?」
この船の舵をとっている陽気な船長に聞いてみた。
僕が向かっているセルフィアでは、結構有名な船の船長らしい。
「ああ。そろそろ着くよ。あんた、セルフィアには観光で来たのかい?」
船長に質問を投げ返された。
焦りのあまり、返事は曖昧になる。
「え、ええ・・・。まあ、そんなところです。」
本当は観光で来たわけではないのに嘘をついてしまった。
「あそこは、いい所だよ。景色も空気も綺麗だし、町の雰囲気も悪くない。流石は神様の治める町だ。あんたの旅行も、きっといいものになるよ。」
「・・・・・・・・・・・。ええ、そうなるといいですね。」
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