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改変世界のidealize
それはとても滑稽な――
人間は高みを目指す生き物だ。
どこまでの高みへ上り詰めても更なる高みを目指す。
そのあまりの強欲さに神は怒り、人間に罰を与えた。
すると世界は歪み、その姿を変えることとなる。
それに怒りを露にしたのは、人間以外のほぼ全ての生き物だった。
歪みのせいで知性を得た生き物(異生物)たちは人間への復讐を開始した。
更に、人間たちは過ちを認めず神に反抗する。
このことに神は更に激怒。
神、人間、異生物の三つ巴の戦いが始まる。
「高みを目指すことの何が悪い? 現状に甘んじて進むのを止めることこそ最大の悪だろうが」
「貴様ら人間のせいで我らマオ族が生まれた。世界に歪みを与える我らが。……これがどういうことか、わかるな?」
「神様気取りのクソ野郎には、キツイお仕置きが必要なんだよぉおおおおおお!!」
「んなもん知るか! 俺は、俺たちは、毎日を必死に生きていただけだ! それなのになぜ奪われる!? 俺たち家族が何をしたって言うんだよ!」
「キサマらはボクたちのキャクホンにシタガッてイればイイ。そうスレばスベテがウマクいくのサ」
「敵勢を確認、排除します。敵勢を確認、排除します」
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