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ということで、現在、鷹に乗って空の中を移動中。
風が滅茶苦茶痛かったので、身体と服の防御力を高めに設定しといた。
さっきまで一面砂漠だったのが、遠くに小さく街が見える。
『あちょすうじかんでとうちゃくー』
『とうちゃくー』
鷹のままでその口調は止めてほしいな。
「…………ん?」
ふと遥か下を見ると、砂漠を移動している一団が見えた。
うわー大変そう。
『ありぇは……!』
『ありぇは……!』
この子らも気付いたようだ。
と、おもえば、いきなり急降下を始めた。
「うわっ……ちょ、どうした?」
落ちそうになったので、身体能力も3倍に設定してしがみつく。
『にゃかまたしゅける!』
『たしゅける!』
…………仲間助けるってどういうこと?
よく分からないまま、一団の前に降り立った。
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