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「な………あなた誰よ!」
豹の獣人っぽい女の子が最初に口を開いた。
「俺?俺は通りすがり。一応助けにきたんだけど」
その言葉にみんな驚くが、すぐに顔を曇らせた。
「無理よ………みんな力を封じられて、ただの鎖すら壊せない。封印を解けるのはあいつらだけだわ」
なるほど。
「俺はあいつら封印を解ける設定っと……………指パッチンで解除!」
パチンと鳴らした1拍後、全員の鎖が壊れた。
「うそ!力が戻ったわ!どうして!?」
「大人の都合です。それにしても、どうしてあんな奴等に捕まったんだ?」
「そっそれは………ちょっと隙を突かれて………」
全員気まずそうに下を向く。
あんたら全員ドジったんかい。
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