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3つ目のフィギアに手をかける。
「じゃあ俺は潔く死んで、生まれ変わるしか道はないと?」
「ちょ、ラストオーダーまで壊そうとしないで!!大丈夫だから!理由説明すると長くなるけど異世界になら今の『君』のままで送れるから!だからその手を離してぇええええ!!」
「説明はもう聞くの面倒だよ、結論は?」
「異世界に転送させていただきます!!」
よろしい。
どうやらこれで、よくあるファンタジーの世界に行けるようだ。
あの穴入ってみてよかった。
「うぅっ……冬司くんひどい」
フィギュアを撫でながら呟いている。
ん?
「なんで俺の名前知ってんの?」
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